アメリカで暮らす、働く、育てる

アメリカの西側で4歳の娘を育てながらファイナンスの仕事をしているワーキングマザーです。税理士→外資IT→米本社勤務。アメリカでの共働き、マイホーム、お金、子育てなどについて書いています。

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「何かあれば一人でも働いていける」自分。

両親がうまくいっていなかった学生時代のわたし。

夫から離れたいのに経済的理由でそれができないという状況になることは避けたい、そのためには女である私も経済的に自立している必要があるという風に思ってきました。

 

  

先日、首相夫人である安倍昭恵さんがワシントンで行った講演の中で、女性には「何かあれば一人でも働いていけるという意識が欠けている」という発言をしたと話題になっていましたね。

 

この講演のちゃんとした内容を見ておらず、文脈も分からないのでそれに対して反対も賛成もしませんが、

まさに私は「何かあってもひとりで働いて生きていけるように」ということはずっと考えていて、私にとって初期のキャリア形成のテーマだった気さえします。

 

出産などで仕事を離れる期間があったとしても、復帰できるようなスキルを身につけておきたい、というのが大学時代の職業選択の出発点でした。

 

離婚後、専業主婦だった母が仕事探しに苦労したのを見ていた、というナガティブな要因が大きいのは明らかです。

 

 

先日の夫とのケンカの中でそんな話になり「それよりも、離婚しなくて済む相手を見つける方が大事じゃない?」と言われて

 

「あなたのように、隠れ『女が家事育児して当然』人間がたくさんいることを考えると、理不尽なことをガマンし続けなくてもいいように、やはり女性も自活力をつけておくのが正解だわ!」

 

と心の中で思ったのでした。

 

簡単に離婚してしまうことがいいとはもちろん思いませんが、

「しようと思えばいつでもできる」という状態と

「いくら理不尽でも我慢して結婚生活を続けないと経済的に生きていけない」

という心境でいるのとは精神状態に雲泥の差があります。

 

実際私もケンカ中に、もし‥を想像して、

「日本に帰っても何かしら仕事できる自信はあるし、娘と私の母親と3人でやっていく手もあるな(なんならそれも楽しいかも)」

と思えたので、なんだか気が楽になりました。

 

もちろんうまくやっていけるように最大限努力するつもりですが、いつか何か最悪の事態に陥ったとしても私には他にも生きていく道があると思うと、絶望的にならなくて済みます。

 

そして、そうやって離婚しようと思えばいつでもできるなら、別に今しなくてもいいよね~他に変えられるところないかもっと考えてみよう!という気にすらなります。

 

 

育ってきた環境の影響で私の考え方がこうなったというだけであって、それが正しいともみんなそうすべきとも思いません。

 

むしろそんな風にひねくれた考えを持っていて「かわいくないな~」と思われるのがオチかもしれません。

 

でも今回久しぶりに夫とケンカして、あぁ私の選んだ道は正解だった!と感じたのでした。

 

もちろんそれは最後の逃げ道としてそういう方法もある、という精神的余裕を持ちたいという意味であって、家族一緒に幸せに過ごせるようにこれからもがんばっていくつもりです。

 

 

ところでその後夫とも、だいぶ元のような良い関係に戻りました。

 

わたしも歩み寄ろうとしているつもりだし、夫もなんだかんだ夕飯を作ってくれたり、私が他の家事をしているときに洗濯ものを畳んでくれたりと、気遣ってくれていることが感じられます。

 

やってくれていることに感謝して、理屈っぽく考えすぎない!をモットーにこれからも精進します。

 

 

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