家族のいない年末年始の過ごし方~アメリカでお正月を楽しむ。
夫と娘以外、アメリカに家族がいない私たち。海外に住んでいるとそういう状況の方は多いと思います。
私の周囲も同様で、アメリカ人と国際結婚しているケースを除き、一族で集まるようなイベントの時でも夫婦と子どもだけ、という家族が多いです。
親族集まってみんなでワイワイできないのはさみしくもありますが、逆に年末年始であっても「実家・義実家、その他親戚まわりをしなくては‥!」というプレッシャーは一切ないわけです。(お年玉もあげなくて済みます。ケチか。笑)
そして、そんな友だちが周りにたくさんいるので、ハナから友だちとのイベントをプランしてしまうことで楽しく過ごしています。
今年は大晦日にはしゃぶしゃぶパーティー、元日は手巻きパーティーをして、ほぼ同じメンバーで年越し&お正月を過ごしました。
大晦日しゃぶしゃぶ会:
アメリカでは、日本で普通に売っているような薄切り肉が売っていないので、特別に薄く切ってくれるお肉屋さんにsuper thinにスライスしてもらうようにオーダー。薄切り肉でしゃぶしゃぶができるというだけで、こちらの日本人はテンション上がりまくりです。野菜は各自分担して持ち寄り、ポン酢とごまだれは日本のマーケットで調達しました。
その頃にはとっくに日本は年を越しているわけですが、気分を味わうために紅白や笑ってはいけないを見て楽しみました。やはりテレビでも見てないと年末感出ないですね‥外にお正月飾りがあるわけでもないので。(なんならこちらは年明けてもクリスマスツリーがそのままになっています)
年越しそばも用意してみんなで食べ、夜中1時すぎに解散。
元日手巻き会:
私が住んでいるのは海に面していない内陸の州です。そのため、日本のように気軽においしい海鮮が手に入る環境にありません。
ですが、毎年恒例になっているこの手巻き会のときだけは、海鮮をかき集めてたっぷり食べています。
今年のネタは、サーモン、ハマチ、いか、えび、うなぎ、タイ、大トロ、スパイシーツナ、納豆、たまご、アボカド、しそ(これもかなり貴重)、レモン(薄切りのレモンをサーモンと一緒に巻いて食べるとおいしいと教えてもらった)といったラインナップでした。
手巻き会は我が家で開いたので、ホームベーカリーでお餅を作り、あずきを煮ておしるこも作りました。
こちらでもおせちを作る人はいますが、我が家は作ってません。年末年始といっても30日まで仕事で3日から仕事開始というただの3連休なので、そんな手をかけなくてもいっかという感じです。(日本にいないのをいいことに怠慢なだけとも言います)
その後はWiiUで家カラオケ(これめちゃくちゃ楽しいので、こちらの日本人はけっこう持ってます。)、そして大貧民を本気でやって、またしても夜中2時まで遊び倒しました。
元日から友だちとがっつり遊ぶなんて、日本ではしないですよね。日本では私もしたことないです。一緒に過ごす家族(親族)がいないからこそできる楽しみ方だな~と思います。
娘も、友だちとたくさん遊べて大はしゃぎでした。本当ならおじいちゃんやおばあちゃん、いとこにも会わせてあげたいところですが仕方ない、友だちがいてくれてありがたいです。
こんな風に楽しく年末年始を過ごした我が家ですが、アメリカにいる日本人の宿命というか、なかには近い将来日本へ帰国してしまう友だちもいます。
私たちは永住組ですが、日本から駐在で来ている人たちとはほぼ100%、数年内にお別れがきてしまいます。私たちの仲の良いメンバーも、1組は来月帰国、もう1組は永住組なものの他の州へ引っ越してしまう予定です。こんな過ごし方ができるのも、このメンバーがいる今だけかもしれません。
頼れる家族が他にいないからこそ、友だちとの頼り頼られの結びつきがとても強いと感じます。そして、遠くない未来にバラバラになってしまうことも分かっているので、今精一杯遊んで、楽しんで、今ある関係を大事にしていきたいです。
今年もぼちぼちとブログ更新したいと思うので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
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