アメリカで暮らす、働く、育てる

アメリカの西側で4歳の娘を育てながらファイナンスの仕事をしているワーキングマザーです。税理士→外資IT→米本社勤務。アメリカでの共働き、マイホーム、お金、子育てなどについて書いています。

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嫌いなユナイテッド航空と、優しいアメリカ人。~オーバーブッキング事件について

こんにちは、アメリカで共働きワーママをしているクレアです。

 

ユナイテッド航空のオーバーブッキング事件

先日ユナイテッド航空で起きた事件、ひどいですね‥。

www.huffingtonpost.jp

 

アメリカに住んでいる私は、日本帰国の際などぼほぼユナイテッド若しくはデルタを使っています。

 

駐在でこちらに来ていて、一時帰国も会社からお金が出る‥なんていう方はANAJALなどを使っている方も多いですが、アメリカ企業で働く一サラリーマンの身としては、航空券は1ドルでも安いもの、その一択です。

すると必然的にアメリカの航空会社ということになります。

 

乗り継ぎ待ちなんかをしていると、オーバーブッキングのため座席を譲ってくれる人をボランティアで募る(お金やホテル代は出ますが)という光景はしょっちゅう見かけます。

 

800~1000ドル近い金額が提示されていることもあり、魅力的だよな~とは思いますが、仕事もあるし、なにしろ長旅で疲れていたりすると1秒でも早く目的地に到着したい‥という気持ちになるのが普通ですよね。

みんな、目的地に着いてからもそれぞれの生活があります。

 

それが、うまく降りてくれる人がいないとこんなことになるなんて‥本当にびっくりです。

 

ランダムに選ばれ、強制的に降ろされることになった4人がすべてアジア人だったという報道がありますが、アメリカの国内便での出来事なので、無作為に選んだ結果が全員アジア人になるというのはちょっと信じ難いですよね。

 

もちろんビジネス・ファーストクラスの人は除かれていたんだろうし、エアラインのメンバーシップがある人なんかも除いてるのかもしれないですけど。

 

 

妊娠中に ユナイテッドに乗って

私も個人的に、ユナイテッドで嫌な思いをしたことがありました。

3年前、妊娠7ヶ月の時に渡米することになり、日本からアメリカへのフライトに搭乗しました。10時間を超える長旅のためただでさえ疲れるわけですが、妊婦だった私はだんだん体調が悪くなり、横にならずにはいられなくなりました。

 

どこかに移動できる席がないか聞いたものの、CAさんからは冷たく「No」と言われ、仕方なく夫の席も使って軽く横になりました。夫は、小さくなって座ったり機内をうろうろしたりしてやり過ごしてくれました。

 

その間も、CAさんは心配してくれるわけでも何かを持ってきてくれるわけでもなく、ただただ無視され続けました‥。

まぁ移動できる場所がないのは仕方ないですが、日本の航空会社なら少なくとももう少し声を掛けたり、何か代替案を提案してくれたりしますよね。

 

ちなみにアメリカに着いてから分かったことですが、このとき私はインフルエンザにかかっていました(フライト前には症状が出ていなかったので搭乗してしまいました、周りにいた乗客の方、うつしていたらごめんなさい)。

 

お腹も重くて苦しい中、高熱でうなっている乗客を心配もしてくれない、それがユナイテッドか‥と思った記憶があります。

 

 

アメリカの航空会社ってそんなもん

そんな最悪のアメリカ生活のスタートを演出してくれたユナイテッド航空でしたが、その後もずっとアメリカの航空会社を使ううちに、正直言ってしょうもないサービスにもすっかり慣れました。

ビジネス以上にでも乗らない限り、飛行機というものは良い接客を受けられる場所ではないと今は思っています。普通ならそれでオッケー、それ以上は期待しません。

 

むしろ久しぶりにANAに乗ったとき、CAさんのあまりの丁寧さにびっくりしました。さすが~とは思いましたが、それでも数万円の差があるのであれば、私は安い航空券を選んでしまいます。

一人ならともかく、家族全員分、しかも1年のうちに何度も飛行機に乗るとかなりの金額になるので、安いに越したことありません。

 

やさしいアメリカ人

そして、アメリカの航空会社のサービスレベルは低いですが、アメリカのフライトの乗客は日本人より優しかったりします。

 

特に赤ちゃんや小さい子どもを連れていると、日本人は嫌な顔しないまでも見てみぬフリをしたりしますが、アメリカの人は一生懸命変顔して子どもをあやしてくれたり、自分のスマホを出して子どもに動画を見せてくれたり‥と本気で助けてくれることがよくあります。

見知らぬ私たち親子に、フライト中iPadを貸してくれた人もいました。

 

そして無事フライトを終えたときには「You did a great job!!!」など、子どもにも私にも労いの言葉をかけてくれる人までいました。

 

もちろん日本人でもそのように優しく見守ってくれる方もいますが、アメリカの人の方が見知らぬ人にフレンドリーにすることに慣れているんだと思います。

特に男性に、その差が大きいなと感じます。日本人でも、単純に女性や、親を経験しているような世代の方は比較的子どもやその親に優しく接してくれることが多いです。

 

 

 乗客の優しさで、サービスの悪さをカバー!

すっかり話が飛躍しましたが、そういう意味で私はアメリカの航空会社のサービスの悪さを、乗客の優しさフレンドリーさが打ち消してくれる(こともある)と感じています。

 

今回のような事件も、仮に日本人ばかりの場で起こったとしたら、どれだけの人がその場で声をあげたんだろう‥とふと考えました。

 

ネット上や後からはいくらでも「ひどい!そんなことすべきでない!恥を知れ!」と言えますが、そういう事をその場では言えないのが日本人だったりするよなぁなんて。はい私もですが。

 

来週母がアメリカに遊びに来るので、嫌な思いをせずに楽しく過ごしてほしいなぁ。アメリカの良いところをたくさん伝えられるようがんばります!

 

 

 

 

その後、こんなことがありました‥ 

www.notefromus.com

 

 

 

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